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怖いほど人の心をわしづかみにする(5記事)





ほめるときは「小出し」にする


★だらだらした説教ほど最悪なものはない


人身掌握の基本は、できるだけ嫌われることを避け、好かれることを多くすることです。マキャベリは『君主論』の中で大変に参考になる意見を述べています。

「加害行為は、一気にやってしまわなくてはなりません。そうすることによって、人に苦痛を味わわさないようにすれば、それだけ人を怒らせることも少なくてすむのです。これにひきかえ、恩恵は、よりよく人に味わってもらうように、小出しにしなくてはならない」
短くまとめるなら、「怒るときにはまとめて、ほめるときには小出しに」とマキャベリはいさめているわけです。

怒るときには中途半端にダラダラやってはいけない。そんなことをすると、相手の心の中に「敵意」を引き起こしてしまいかねないからです。
小うるさい説教をダラダラやられたときの苦しさは、だれでも知っています。そういう苦痛を長く味わわせるべきではありません。

精神的な苦痛を味わわせるのであれば、いっそのこと、一発だけ頬を張り飛ばして、「これからはもっとがんばれ」とか「問題の大きさが自覚できるようになれ」と怒鳴って終わりにするほうが、ワルにはふさわしい。

逆に、ほめるときのポイントは、小出しにすることです。
私たちは、苦痛を感じた出来事はよく覚えているくせに、楽しい出来事はすぐに忘れてしまうものです。何度でも繰り返してほめないと、効果が上がりません。
小さなほめ言葉でかまわないので、とにかく頻繁に繰り返すといいでしょう。


「抜けている」フリをする


★「牙」はいざというときまで隠しておく

相手の警戒を解くには、少しばかりおろかそうに見えることが必要です。

もし、あなたがいかにも賢そうに見える人間だったら、このアドバイスはかなり有効でしょう。エリート然とした人間には、だれでも近寄りがたく、場合によっては鼻持ちならないヤツと思われてしまいます。

そういう人は、あえて、ぼんやりしている、トンチンカンなことを言う、文書に誤字がある、質問されてもすぐに応答しない、何もないところでつまずく、などの行動を少しだけ取り入れてみましょう。
相手は自然とあなたへの警戒心を解くはずです。
「エリートだと聞いていたが、意外に抜けているところもあるんだな」
そう思わせることが大切です。

ある心理学の実験によると、完璧に見える人が、わざとコーヒーをこぼすなどの少々うっかりしたところを見せると、かえって好意を抱かせる効果があったそうです。
私たちは、おっちょこちょいな人に対して、親近感を覚えるのです。

あの物理学に革命を起こした偉大なアインシュタインも、抜けたところがあり、自宅の住所を忘れることがあったり、写真に撮られるときには、舌を出して、おどけたポーズを撮らせたりしています。



ツッコミを入れやすいように話す


★会話に乗せれば、こちらの「思うツボ」

交渉には「ハードなやり方」と「ソフトなやり方」の二通りがのやり方があります。
相手をねじ伏せるためのややハートな方法は、欧米のビジネスマンが使う手法であり、こういうやり方を「パワープレイ」と呼びます。自分の言い分を通すための悪どいテクニックのことです。

しかし、協調性を大切にする日本では、あまり強引なやり方は望ましくありません。相手と良い関係を築きながら、それでいてこちらの思った方向に相手を動かすのがベストです。

相手がツッコミを入れやすいような冗談を言ったり、知っているのに知らない素振りを見せたり、楽しく会話をして口を割らせたりします。

一方的に自分のことばかり話す人、自分の専門の自慢ばかりする人は、少なくとも世間話や社交的な話をする場所では煙たがられます。
「こちらばかり話してしまいました。ところで、○○さんは・・・」
「そういえば、○○さんは、釣り好きでは人後に落ちないとか?」
などと、相手の話も上手に引き出すようにしましょう。相手が語りやすい話題を持ち出せば、気軽に応えてくれるはずです。

不思議なもので、会話が盛り上がってくると、ついうっかり秘密の話や人には語らないプライベートな情報、貴重な情報をもらしてしまうことがあります。
「楽しさ」という感情を引き出せば、相手はあなたを信頼し、取って置きの話をしてくれるものです。


「倒置法」で注意をひきつける


★話題を変えただけで、インパクト十倍アップ


私たちは、自分が話をしていて、感心されると満足するものです。まるで先生や師匠にでもなったかのように感じて、気持ちがいいものです。
したがって、相手の話を聞き出すときのひとつの方法としては、「わざと感心しながら聞く」という原則があることを知っておきましょう。

「すごいな、そんな話、僕は知りませんでしたよ」と口に出せば、相手は喜んで話を続けるでしょう。
しかし、これだけなら、ただの世間知らずでもできます、ワルはこれに加えて、もっとうまく感心しているように見せる便利なテクニックを使うものです。

それは「
倒置法」という技法です。
人は何かびっくりするようなことがあった場合、文法がめちゃくちゃになります。倒置法を使うと、そうした感じを演出できるのです。

たとえば、先のセリフで言えば、「しらなかったなぁ、僕は」とか「すごいなぁ、その話」というように、ただ語順を変えればいいだけです。このほうが相手に、感心の度合いをずっと大きく伝えられます。

文法を無視した語順が、会話に必要なリズムとテンポをなぜか生み出し、相手の口を軽くしていきます。文法を崩すことは、情感を伝える働きがあるかもしれません。


「親父ギャグ」をあなどらない


★ユーモアのセンスは「最高の武器」になる


人を動かしたいのなら、いつでもニコニコと笑顔を絶やさないことが大事です。仏頂面をしていたら、相手は決してあなたの言うことを聞かないものです。
つまり、人は誰しも、「愉快でいたい」という気持ちがあるもので、相手を愉快にするだけの気持ちがあれば、それだけで相手はあなたに心を許して何でも話してくれるようになります。

相手を愉快にさせるという目的からすると、一番の方法は、あなた自身がユーモアを見せることです。そうすれば、相手もいらぬ緊張感を持たずにすむでしょう。ユーモアは、打ち解けた雰囲気を作り出すために、絶対に必要な要素だからです。

私たちは、友人と気楽につきあっているときに、軽口を叩いたり、冗談を言ったりします。逆に言うと、冗談を言い合えるからこそ、友人としての絆が深まっているわけです。だとすると、ユーモアを交えて会話をするようにすれば、どんな人とも友人になれる可能性が高まるはずです。

親父ギャグや、ダジャレでもかまわないので、とにかく恥ずかしがらずになんでも口にすればいいでしょう。最初は苦笑している相手でも、あなたが冗談を繰り返していると、不思議なことに「楽しい」という気持ちになってくれるものです。

「銀行は、もう閉まったよ」・・・・・「えっ、シマッター」
「パンツが破れちゃった」・・・・・・・「マタ(股)かい」
「魚屋の親父に怒られた」・・・・・「ギョ(魚)」
「警官に怒られた」・・・・・・・・・・・「ポリ・スマン」
などの親父ギャグでもいいのです。

こういうダジャレは、くだらないといえば、くだらないものですが、聞く人を思わずニコリとさせることは間違いありません。そういう気楽な雰囲気が、お互いに何でも言い合える関係を作り上げていくものなのです。





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