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バカにされている人ほど、やさしく接してあげるのがよい


組織や集団の中では、かならず一人や二人、リーダーや仲間から徹底的にバカにされ、無視される人がいるものです。

人は集団のなかでは、そのなかで自分を守るための術を身につけています。

会社はもちろん、どういう集団であれ、組織であるからには優劣が重要になります。
そういう状況の中で、一般レベルよりはるかに劣っている人はスケープゴートにされます。

人間の本性はワルであるから、何かにつけ、スケープゴートの欠点や愚かさが際立つように仕掛けるものです。能力のなさを、そしり、いじめます。

一対一の人間関係では、他人に対してやさしく思いやりがある人でも、集団のなかでは人格、人間性が変わる場合が少なくありません。保守本能、自衛本能が働くからです。

だから、集団のなかで集中砲火を浴びているスケープゴートに、うっかり同調しますと、自分もその仲間とみなされるかもしれません。
しいたげられる側にはけっして回りたくないものです。
大勢に組したほうが自分の立場が安全だということを、人は本能的、経験的に知っています。


ところが、ワルの知恵が働く人は、バカにされている側の人に立ちます。
多くの人が愚かな人をスケープゴート扱いするなかで、あなただけが、ふつうの人に接するのと同じ態度で接すれば、バカにされている当人は、その人に対してきっとよい感情をもち、感謝するでしょう。

この場合、バカにしている人たちにむかって、「バカにすることはよくない」などと正論を言ってもムダであるし、そう正面きって言うのは得策ではありません。
ほかの人にはわからないように、バカにされている人に対して、ごく自然に、当たり前のようにふつうに接するのが上手にやるコツです。
集団のなかでバカにされ続けてきた人は、心の中に怨念を燃えたぎらせているものです。
あまり人をバカにしていると、報いを受けます。

さんざんバカにしてきた相手から、ひどい報いを受けるということはよくある話です。
極端なケースでは、バカにした相手を皆殺ししようとすることだってありますが、その場合も、ふつうに接してきたあなただけは標的にされず、助かることができます。

また、しいたげられることで、集団のなかにおける人のずるさや悪い部分を見据え、知り尽くしているから、何かのときに役立ってくれることもあります。
組織のなかでバカにされ、しいたげられている人に対してほど、ふつうに、やさしく接するほうが、ほんとうのワルの知恵というものです。




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