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■大物に意見ができて評価が固まる!
大物は、だいたい嫌なヤツとか、わがままで理不尽なヤツが多いもので、大物が人格者だというのは、ほとんどウソでしょう。
そして大物とは、基本的に「自分を中心に世界が回っている」という人のことであります。ルールを決めるのは自分自身で、自分が右に動けば周囲も右についてくる。オーナー社長などは、その典型的な例でしょう。
さて、こうした大物たちと接するときには、当然ながら腹が立つこともあります。
とんでもなく理不尽な要求を突きつけられたり、言ってることが昨日とまったく違ったり、自分のミスを人のせいにしてきたり、いろんなトラブルがあるはずです。
そんなときは、我慢せずに意見をぶつけることも重要です。
意見をぶつけないことには、あなたは一生「その他大勢」として扱われるでしょう。怒られること、拒絶されることを承知で意見してこそ、自分も大物の階段を上ることができるのです。
昔から「雨降って地固まる」ということわざがありますが、意見をぶつけ、対立したとしても、それで関係が終わってしまうわけではありません。むしろ、以前よりも強い絆で結ばれることも多いのです。
たとえば会社の中で、さまざまな怒りや不満を抱えながらもじっと我慢して、誰にも文句を言わずに耐えていると、あるとき「キレて」しまい、突然辞表を提出する、ということがよくあります。
もちろん周囲としては「不満があったなら、先に言ってくれよ」という話です。そして、短期的には意見が衝突して人間関係を損なったように見えても、長期的に見れば互いの思いをぶつけあったほうがスッキリすると、お互いを認め合うことができるのです。
この点、ケンカ慣れしていない人は「ケンカしてしまったら、もう関係もおしまいだ。絶縁状態になるんだ」と勘違いしやすい。だからいつまでもじっと我慢して、最終的にはキレてしまうのです。まったくの悪循環です。
そして、大物に意見をできるようになると、自信がつきます。
自分はあんな大物に意見することができたんだ、という自信がつき、今後も堂々と自己主張できるようになります。
自己主張ができるかどうかは、訓練次第なのです。
一度も人に意見をしたことがないような人は、この先もずっと意見できないままでしょう。
心配することはありません。「雨降って地固まる」の言葉を信じて、思いきって自分の気持ちをぶつけてみましょう。
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