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■大物に思われたいのなら大物人脈を築こう
大物は、必ず大物コネクションを持っているものです。
有名企業の経営者とゴルフ仲間だったり、政治家とつながっていたり、芸能人と親しくしていたり、とにかく顔が広い。
逆にどれだけたくさんのお金をもっていようと、これといった人脈のない人にはあまり大物っぽさを感じないものです。
まずは大物とお近づきになり、目をかけ渡しても、出世するヤツは、目をかけてもらうことです。そして、大物と本格的に親しくなり、自分が大物とつながっていることを周囲にさりげなくアピールすることです。これが大物への道です。
会社の中を見渡しても、出世するヤツは、なぜか社長や部長と仲がよかったりするものです。
それでは、いったいどうすれば大物に目をかけてもらえるのでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、大物は寂しがり屋であります。
というのも、大物は決して自分の意見を曲げようとしないし、自分の欠点を直そうともしません。「オレに従えないのなら去れ」というのが大物の基本スタンスです。
だから、大物には嫌なヤツが多いし、本当に心を許せる友だちも少ない。彼らの持っている人脈は、ほとんどが仕事やお金で繋がったものなのです。
とても寂しそうに見えないという人もいるでしょう。
当然です。大物は「本当は寂しいんだ!」などとは言わないし、そんな素振りさえ見せません。寂しくとも寂しくない演技ができるのが、大物なのです。
ここまで理解できると、大物とのお近づきになる方法も見えてきます。
その大物がどんなに嫌なヤツであっても、どんなに理不尽な暴君であっても、とにかく「大好き」になってやることです。
大好きになって接していれば、その気持ちは伝わります。そして大好きな気持ちが伝わるだけでなく、相手からも返ってきます。心理学の世界では「好意の返報性」といっています。
ただ、お世辞を使えということではありません。お世辞などはすぐにバレてしまうし、特に観察眼の優れた大物ともなれば、口先だけのお世辞など通用するはずもないのです。
そうではなく、とにかく「相手を心の底から好きになる」ことです。心の底から好きになれば、その気持ちは顔に出ます。これは人の心にダイレクトに伝わるメッセージでもあります。わざわざ取ってつけたようなお世辞なんて使う必要はないのです。
それでは、好きになるしか方法がありませんが、イヤなヤツでも好きになるには、一つしか方法しかありません。
惚れてしまうことです。
恋愛がいい例ですが、一度惚れてしまうと、欠点だって魅力になります。太っていても「ふくよか」に見えるし、小さな目は「つぶらな瞳」になるし、頑固な性格も「新年が強い人」と思えてしまいます。
つまり、なぜか大物に可愛がられるヤツは、「人惚れ」しやすいヤツなのです。
すぐに人惚れして100点満点の好意を示すから、相手も100点満点の好意を帰してきます。そんな好意の返報性のルールを、無意識のうちに使っているのです。
大物との強固な人脈をつかもうと思うなら、とにかく人惚れしまくることです。
少なくとも、他人のあら探しばかりをしているようなヤツは、好意の返報性を使いようがないし、大物から目をかけられることもないでしょう。
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